「流想十郎蝴蝶剣」(鳥羽亮)読了。
絶対的な強さを持つ主人公のチャンバラ。というと爽快なイメージがあるものの、実際中身はそんなことは無く(笑)剣術の描写が構えから斬り合いから詳細に描かれて緊迫感がある上に、斬られ方から死に至るまでの過程まで詳細に描かれて、なんとも読むのに精神力を使います。市川崑の時代劇映画を小説にするとこんな感じなのかなぁ、という印象でしょうか。主人公強すぎて一本調子な感はあるものの、続刊は買うでしょう。
次は「裂帛」(牧秀彦)。
会社で叫ぶわ当たり散らすわキーボード叩きつけるわと病的に暴れる人がいて、夏バテと相まって疲れが半端じゃないです。どうしたもんだか(笑)
[2008年08月12日 23:05]