いや、そんな大層なものでもありませんが。
時代小説というと昔から娯楽の一環という色が強く、爽快なチャンバラを見せる一方、艶っぽい濡れ場なんかもあったりします。最近はそういう傾向があまり無いみたいで、硬派に読ませるものが多いです。時代小説好きのオタクな自分としては、濡れ場とかは結構どうでも良くじっくり読ませる方が好きなのです。
で、先日「イマイチだった」と書いた「梟与力吟味帳シリーズ」の二冊目を読んでます。話は相変わらず冤罪の町民、悪の南町奉行とワンパターンなのですが、ここに一筋の光明が。
なんとツンが登場しました。デレは欠片もありません、これ以上無いというくらい主人公に対してツンが。「竜馬がゆく」のさな子(初期)や「剣客商売」の三冬(初期)なんて足下にも及ばないツンっぷりです。この徹底ぶりは来るべきデレへの壮大な伏線に違いありません。
違う意味で先が楽しみになりました。デレなんぞになろうものなら一気に最新刊まで読んでしまいそうです。
要するに「濡れ場よりツンデレが好き」(笑)
[2008年04月21日 23:15]